健康寿命とは?

健康寿命という言葉を聞いたことがありますか?健康寿命とは日常生活に不自由のない期間のことを言い、平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に不自由のある「不健康な期間」を意味します。平均寿命と健康寿命の差は、平成 22 年で、男性 9.13年、女性 12.68 年となっています。現在、日本の平均寿命は女性 87 歳で世界一、男
性 80 歳で世界 8 位です。今後、平均寿命が延びていき、健康寿命との差が拡大すれば、医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになります。疾病予防と健康増進、介護予防などによって、平均寿命と健康寿命の差を短縮することができれば、個人の生活の質の低下を防ぐとともに、社会保障負担の軽減も期待できま
す。
健康寿命を延ばすためには、老年症候群対策が重要だと考えます。老年症候群とは、虚弱、転倒、認知機能低下、尿失禁、口腔機能低下などの症状を呈するが、明確な疾病ではなく、初期には日常生活への障害が少ないものです。実際には様々なアプローチ方法がありますので、専門家に一度ご相談をしてみてはいかがで しょうか?
理学療法士

便秘改善

便秘とは、自分で満足できる排便がない状態をいいます。原因としては、年齢や環境の変化による腸内バランスの悪化、ストレス、我慢のしすぎ、妊娠によるものなどが考えられます。便秘薬もありますが、根本から解消するには生活習慣の改善が必要です。
便秘の解消方法として、まず大事なのは、便意があったら排便を我慢しないことです。そして食事をしっかり摂ることも便秘の解消には重要です。特に朝食は、休んでいた胃や腸を刺激して排便を促す効果もあるので必ず摂るようにしましょう。朝食後は、便意がなくてもトイレに行く習慣を作ることも大切です。又、腹筋が弱っていると、便を出すことが出来ないため、適度な運動をして腹筋を鍛えることで排便をしやすくなります。
日本人にもっとも多い弛緩性便秘解消に効果的なのは、食事面の改善です。昔に比べると最近の日本人の食事は、欧米型の動物性タンパク質中心のメニューに偏りがちです。食物繊維をたっぷり含む野菜・海草・豆類を中心にした昔ながらの和食を見直しましょう。
身体のリズムにあわせた生活習慣を守り、便秘を解消!!
看護師

頭寒足熱について

「頭寒足熱」と言う四字熟語をご存知でしょうか?文字どおり、頭は冷やし、足は暖かい状態にしておくことです。頭が温まりすぎると脳機能の低下により ボーっとしてしまいます。私たちの体温は、上半身が高く、下半身が低いので、体温差を少なくするために足もとを暖めることが大事です。足もとが冷えると血行を阻害し、いろいろな病気の元となります。足もとを暖めるには、足湯・半身浴・湯たんぽなどが効果的と言われます。その中では、半身浴より手軽に、湯たんぽよりも全身への保温効果のある足湯は、血液循環を良くし、冷え防止や疲労回復、むくみを解消するという効果があります。発汗作用により、体内の不純物 や老廃物も排泄されます。また、自律神経が安定し、リラックス効果を得ることができます。これからの季節、保温効果のある入浴剤を併用すると、さらに効果が期待できると思います。Wellには足湯が設置されており、血行を良くしてから運動を始められます。是非、体験にお越し下さい。
介護職

ストレッチについて

ストレッチという言葉を聞くと、どんなイメージが思い浮かびますか?
「伸ばす」「引っ張る」等、色々なイメージがあると思いますが、ストレッチの基本は「ほぐす」ことです。
筋肉を柔らかくほぐすためには、全身を動かすということが大切です。特に身体が硬いと自覚している人は、ウォーキングやラジオ体操などの軽い運動で身体をほぐすことから始めましょう。
また、ストレッチは「長い時間」や「たくさんの種類」を行う必要はありません。1・2種類のストレッチを 20~30 秒程度行うだけでも十分です。身体が「軽くなる」「温かくなる」「楽になる」「動かしやすくなった」「伸びた感じがする」「緩んだ感じがする」という心地よい感覚が目安です。休みの時にだけやるのではなく毎日やることが大切です。特に寝る前に行うと心も身体もリラックスして眠りにつくこともできます。
ストレッチは疲労回復や転倒防止、動脈硬化の防止など、色々な効果が上げられています。また、動きたくなる体を作ってくれます。身体をほぐす時間を生活の一部に取り入れ、健康的な身体づくりを進めていきましょう。
健康増進課

冷え対策について

冷えへの対策は手先、足先といった「体の末端」を冷やさないことがまず大切になります。特に足先を冷やさないことは重要で、昔の言葉に「頭寒足熱」とあるように、足を温めることは良く眠れ、健康にも良いとされています。
それ以外にも食事の内容や筋肉の量にも左右されます。冷たい食べ物を食べすぎないことだけでなく、体を冷やす食べ物、例えばトマトやきゅうり、あさり、蕎麦といった「体から熱を奪ってしまう食べ物」というものを食べすぎないことも重要になります。
逆に体を温めてくれる食べ物は、生姜、葱といったものだけでなく、辛い物も有効です。ですが、辛い物は塩分も多いため食べすぎには注意してください。
また、筋肉の量は体を温めるための熱を生むために重要です。自分の体から熱を生み出すためには筋肉を動かす必要があるため、冷えを防ぐためには筋肉をつけることも重要ということです。
Wellでは皆様の体の様子に合わせた運動で筋肉をつけるだけでなく、足湯を用意して冷えへの対策を行っております。ぜひ一度、Wellにお越しください
作業療法士

介護予防とは

2025年には、ますます高齢化が進み、「1人の若者が1人の高齢者を支える」という厳しい社会がやってくると言われています。
医療・介護サービスなどの「共助」や生活保護などの「公助」などに頼らなくて済むように、自分のことは自分でする「自助」を基本としながらも地域で助け合う「互助」を拡大していく地域づくりが必要とされています。高齢者の健康寿命を延ばし、生活の質を高めていくためには、生活習慣病予防と介護予防を地域で総合的に展開することが重要です。
介護予防とは「要介護状態の発生をできる限り防ぐこと、そして要介護状態にあってもその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指すこと」と定義されます。単に運動機能や栄養状態といった個々の要素の改善だけを目指すものではなく、心身機能の改善や環境調整などを通じて、個々の高齢者の生活機能や参加の向上をもたらし、それによって一人ひとりの生きがいや自己実現のための取り組みを支援して、生活の質の向上を目指すものです。
理学療法士

忘れるとは

最近物忘れがひどくなった、認知症になったのでは…と不安になる事はありませんか?ご高齢の方から良く聞く相談事ですが、そもそも、忘れるとは何でしょうか。人間は脳にある神経細胞の働きによって学習し、出来事を記憶しています。脳の発達は二十歳で終わると言われており、その後は徐々に脳が小さくなり、“覚える”為に必要な神経細胞も減っていきます。ですから、加齢による物忘れはごく普通の事なのです。
加齢に伴う物忘れの特徴は①体験
した事の一部を忘れる②忘れたという自覚がある③徐々にしか進行しない。
と誰にでもある事です。しかし認知症のような病気が原因の物忘れは、①体験した事全部を忘れる②物忘れの自覚がない③進行する。というのが特徴です。食べていたのに『昨日はご飯を食べなかった』というような事があれば要注意です。物忘れ=認知症ではありませんが、気になる事があれば早めに病院等に相談してみてはいかがでしょうか。
また、脳トレなどで脳を活性化させ、予防していく事もおすすめです。
介護職員

夏の疲れについて

夏の疲れについて
夏の疲れに効く!3ポイント!
夏は催し物や外出など楽しいことが多い反面、暑さが体にこたえる季節でもあります。今日は夏の疲れに効く!3ポイントをお伝えします。
① 強い味方!ビタミン!
ビタミンB1 とビタミンCは夏の疲れを撃退する強い味方です。ビタミンB1 は豚肉、玄米、豆類などに多く含まれます。ブタニラ炒めや豚の冷しゃぶなどがおすすめ。ビタミンCはキウイやゴーヤなどに多く含まれています。
② 快眠は疲労回復の要!
夏の夜の寝つきを良くするには‘体温を下げる’ことが大切。ずっと身体が冷えたままだと身体からの放熱が妨げられ、寝付きづらくなります。ぬるめのお湯にゆったりつかり軽いストレッチを行うことで、一度体温をあげると身体の熱が放熱され体温が下がり寝つきがよくなります。
③ 発汗してリフレッシュ!
汗をかくと自律神経の働きが良くなり、食欲不振やだるさ解消につながります。1 つ手前のバス停でおりて歩く、ストレッチする…など気持ち良く汗をかきましょう。日中など日差しの強い中での運動には注意してください。
良く食べ良く寝て少し汗かいて… 熱い夏を乗り切りましょう!
健康運動指導士

尿失禁予防について

尿失禁の原因は様々ありますが、今回は特に女性に多い腹圧性尿失禁について、またその対策をお伝えします。
咳やくしゃみ、重いものを持ち上げた時に「あっ」と思う事はないでしょうか。その原因の一つとして考えられるのは、膀胱を支える骨盤の筋肉(骨盤底筋)のゆるみ。出産や老化によって骨盤底筋が弱くなっていると、腹圧がかかった時に尿がもれてしまいます。そこで有効とされているのが、“骨盤底筋体操”。①立位、座位、あおむけ寝いずれかの姿勢をとります。②足を肩幅に開き、背筋を伸ばします。③男性は肛門を、女性は膣を締めて 5~10 秒止め、力を抜きます。 ④締める、力を抜くを 1 セットとして、1 日 5 セット×2 回を目安に行います。なるべく呼吸を止めず、腹筋に力を入れないように気をつけましょう。
骨盤底筋の強化を続ける事で、腹圧性尿失禁の軽減につながります。ただし、尿失禁の原因は 1 つではありません。骨盤底筋体操を続けても症状が続く、症状が重症な場合は別の原因が考えられますので、病院(泌尿器科)を受診し、相談する事をおすすめします。
介護職

脳卒中予防と備え

小田原市は脳卒中(脳梗塞・脳出血など)で亡くなる方が、神奈川県内の市中で最も多いことがわかっています。その原因は、高血圧、動脈硬化、糖尿病、心臓病などですが、ストレス、飲酒、肥満、喫煙、運動不足など生活習慣からの原因もあります。近年、脳出血は減少、脳梗塞は増加傾向と言われ、脳卒中の 60% は脳梗塞となっています。脳梗塞を起こす確率は心房細動がある場合、正常な人に比べ 5 倍程度高くなります。再発率は 3 年以内に 20~30%、特に 1 年以内は注意が必要です。発症する時間帯は朝の起き抜けと睡眠中に集中しています。就寝前にコップ 1~2 杯の水を飲む。いつでも飲めるように枕元に水を置いておくことをお奨めします。万が一、脳梗塞の症状が出た時には、3 時間以内にt-PA 療法を行うと劇的に症状の改善がみられる場合があると言われていますので、あらかじめ対応している医療機関を知っておいた方がよいでしょう。「t‐PA 小田原」で検索をかけると調べる事ができます。
理学療法士