「笑う門には福来たる」は、脳科学的にも正しいです。つまり、いつも笑っている人は長生きし、いつも怒っている人は早死にしやすいということです。
山形大学の健診データをもとにした、笑う頻度と死亡・病気のリスクを分析した研究によると、ほとんど笑わない人はよく笑う人に比べて死亡率が約2倍高く、脳卒中や心血管疾患の発症率も高い結果でした。
笑うことで心と身体に良い脳内物質が分泌され、ストレスホルモンは抑制されます。その身体的・社会的効果は次の4つです。
①身体の健康として、免疫力が活性化し、 血圧が低下し寿命が伸びます。
②心の健康として、リラックス効果やストレス軽減効果があります。
③脳のパフォーマンスは、注意力・集中力・記憶力が上がります。
④社会生活として第一印象が良くなり、ビジネスもうまくいき、人間関係が向上します。
さらに笑顔の効果は、心から楽しくなくてもつくり笑顔でも、ほぼ同等の効果が得られることが大学の研究で証明されています。
新型コロナによるパンデミックになってから早2年半。心の健康、社会的つながり、生活満足度が大幅に低下していると報告されています。この難局をぜひとも笑顔で乗り切りたいですね。
看護師