年末年始の窒息を防ごう

【窒息とは?】

空気の通り道(気道)に物や液体がつまり、息がしづらくなる、もしくは全く息ができなくなる状態をいいます。最悪の場合、死に至る、とても恐ろしいものです。特に高齢者に多く、加齢とともに食べ物を飲み込む力が低下するため、喉に詰まりやすくなります。

【窒息事故が多い食品】

餅、ご飯、飴、パン、寿司、お粥、りんご、団子、バナナ、ゼリー。これらの食品を見ると米や餅、団子などの粘度の高い食品、パンやバナナなどの口の中で食塊をつくりにくいものが、喉に詰まりやすい食べ物であることがわかります。事故発生件数が1位の「餅」に注意が必要。餅が冷めてしまうと粘稠度が増し、硬くなり、口腔内程度の温度でも硬くなってしまいます。

【窒息事故を防ぐ方法】
①食品を食べやすい大きさに切る。

②一口量は無理なく食べられる量にする。

③急いで飲み込まず、ゆっくりとよく噛み砕いてから飲み込むように促す・見守る。

④食事の際は最初にお茶や水などを飲んで喉を湿らせる。

窒息を防いで楽しい年末年始を‼

 

栄養士