水分の摂り方について

高齢者の方は喉の渇きを感じにくい傾向があります。さらにトイレが近くなる心配があると積極的に水分を摂取しなかったりします。またうまく飲み込めなかったり、体内に水分を保持する機能が低下し、気付かなうちに体内の水分が不足しがちです。水分不足にならないために積極的にこまめな水分摂取が出来る方法をお伝えしていきます。

①いつでもこまめに水分が摂れるように手近に水筒などで飲み物を用意しておきましょう。
②お腹が冷える方は夏でも温かい飲み物や常温の飲み物にすると改善され、量がとれるでしょう。
③外出の前後にコップ一杯の水分を飲みましょう。
④食事中に汁物を飲んだり、果物やゼリーなど水分の多い物を食べましょう。
⑤時間を決めて飲みましょう。起床時、朝食時、十時、昼食時、十五時、夕食時、寝る前の合計七回、コップ一杯の飲み物を摂ることで一日に必要な水分を補給できます。

また水分と一緒に補給が必要なのは塩分。おすすめの飲み物は梅昆布茶。一石二鳥の飲み物です。その他に、オレンジジュースや野菜ジュースはカリウムが補給でき、牛乳やヨーグルト、甘酒は栄養補給も兼ねることができます。すべての方に適した飲み物ではないので、塩分や糖分など摂取制限のある方は医師や介護士など専門家の指示にしたがってください。

暑い夏は始まったばかりです。様々な工夫で対策をし、熱中症や脱水状態にならぬよう、日々を元気に過ごしましょう。

保育士