こむら返り

ふくらはぎの筋肉がつることを「こむら返り」と言いますが、皆さんも、久しぶりの運動の後にふくらはぎがつって、痛い目にあったことがあると思います。ふくらはぎのことを昔の言葉で「こむら」と言うそうで、ふくらはぎの筋肉がひっくり返ったような感じから「こむら返り」と名づけられたそうです。なぜ、こむら返りは起きるのでしょうか?そもそも、筋肉がつるというのは、筋肉の強い収縮がしばらく続くことを意味します。筋肉が
つる原因の一つとして、血液循環の不良や疲労物質の蓄積があります。筋肉は収縮するときと同様に、弛緩するためにもエネルギーが必要であるとされています。また、疲労物質の蓄積により、筋肉でのエネルギー生産が阻害されるとも言われています。
このため、循環不良や疲労により、筋肉が緩むことができなくなって、つり易くなるのではないかと考えられます。特に、ふくらはぎの筋肉は歩いたり走ったりする際に活躍する筋肉であるため、疲労しやすく、心臓から遠くて循環状態が悪いことから、つり易いと考えられます。こむら返りの対処法としては、足湯、マッサージ、軽い足首の運動で血液循環を良くすることや、ストレッチがお勧めです。
理学療法士

2021年6月20日 | カテゴリー :

杖について②

転ばぬ先の杖とは良く言ったものです。骨の弱い人では転倒により骨折など大きな怪我につながる可能性があり、その回避に杖が有効です。また杖を使う目的には転倒予防のみならず、脚や腰への負担を軽減させる事による痛みの低減があります。
例えば腰に痛みがあり、杖を使用しないで歩いた場合、頑張っても 100mという方が杖を使えば 200m歩けるなら耐久性という面で杖が有効という事です。杖の機能やデザインは様々であり、また重さも色々です。
機能面から選ぶ場合、例えば買い物の帰路のみ杖が必要な方は折り畳み式がいいかもしれません。杖が要らない状況では、杖が邪魔になる事があります。また重さという観点では、力が弱い方は傘の重さが気になるように、杖の僅かな重さの違いが疲労に影響します。そういった方の為に、傘同様に杖も軽量化に重点をおいたものがあ
ります。
杖を選ぶ時は、機能・重さ・デザインが重要であり、また長さの調整も必要です。どんなものが良いか迷ったら福祉用具専門相談員や理学療法士等に是非ご相談ください。
理学療法士

2021年6月20日 | カテゴリー :

杖について①

杖には 1 本の設置で支える杖、複数の設置で支える杖、持ち手の形、デザインなど様々な種類があります。おしゃれも大切ですが、歩く能力に合わせた杖選びが重要です。特に高さ調整はしっかり行わないと歩くときのバランスに関わってきます。高さの調整は、右手で持つ場合、右足の小指から外側に 15cm、更に前方に 15cm の地点
に付きます。その際、握りの高さが股関節の付け根あたりになるくらいがその人に合った高さとなり、だいたい肘関節の角度が 30 度になります。多点杖になると足の外側において高さを合わせます。なにより杖は歩くときに使うものですから、実際歩いて最終確認は行うことをお勧めします。個人の歩行能力や身体のサイズにより、基本の高さと異なる場合もあります。また杖先のゴムはすぐに減ってしまうので、いつも確認は必要です。出来れば 1 つ余分にストックしておくといざという時に困りません。近くにリハビリ専門職の方がおいでになれば、是非ご相談ください。
理学療法士

2021年6月20日 | カテゴリー :

転倒について

転倒された人の 9 割が 6~22 時に自宅で転倒しています。転倒しにくい住宅にするためには『よ・い・じゅ・う・た・く』が大切です。
「よ」良い高さに物を置く。背伸びをしないと届かない、屈まないと取れない場所は取る時に、バランスを崩しやすいので、よく使う物は取りやすい場所に移動しましょう。
「い」居間の整理。床に物が置いてあったり、コードが散乱していては躓きやすいので、床にある物は移動し、コードは結束バンド等で固定、整理します。
「じゅ」絨毯の端を固定。絨毯の端は捲れやすいため裏面の四辺を両面テープで固定します。マットは 100 円均一などの滑り止めを下に敷くだけでも有効です。
「う」浮いた踵の履物に注意。スリッパやサンダルは踵が浮くため、脱げやすく、不安定です。足に合ったルームシューズや滑り止め付の靴下を使用しましょう。
「た」段差と床はしっかり区別。階段や敷居などの段差は気が付かないことが多いです。段差はテープ等で色を変えて、段差があることがわかりやすくします。
「く」暗い所には間接照明。暗い場所では段差や床にあるものが見えないため、間接照明などで足元を照らします。
『よいじゅうたく』ぜひ、チェックしてみてください。
作業療法士

2021年6月20日 | カテゴリー :

転倒予防について

10 月 10 日は「テン・とう」と読んで、『転倒予防の日』でした。みなさんご存知でしたか?
転倒は「様々な要因によってバランスが崩れて倒れる現象」であり、いつでも誰でも起こりうる可能性のあるものです。「様々な要因」とは、もちろん筋肉の衰えもありますが、目の衰えや姿勢、身の回りの環境や履物などが影響してきます。
では、転倒の多い場所はどこでしょうか?実は転倒の多くは居室で、次いで道路や階段です。
居室の中では、ちょっとした段差(2~3cm)が一番危険です。敷居の段差は小さなスロープで解消し、めくれている絨毯はテープで固定する。階段・廊下・浴室・トイレには手すりを設置し、足元に照明をつける。また、床や照明の配色の変化をつけることも重要です。こうした自宅内の環境はちょっとした工夫で転倒の危険性を減らすことが出来ます。
最後に①ぬれた場所②かいだん・段差③片づけていない所は危険がいっぱいであると言われています。
「ぬ・か・づけ」と言う語呂合わせを覚えて、日頃の生活の場面で思い出していただけたらと思います。
はり師きゅう師あん摩マッサージ師

2021年6月20日 | カテゴリー :