言語障害について

脳血管障害(脳梗塞・脳出血)後の後遺症で①構音障害②失語症と呼ばれる症状が出ることがあります。会話が不自由な点では同じ様な印象ですが、症状や原因は異なります。構音障害では、正しい言葉を選択し話すことは出来ますが、口や舌といった発声発語器官を上手く動かす事が出来なくなり、声が出しにくく呂律が回らず、正しい発音が出来なくなります。失語症では、脳にある言語中枢がダメージを受け、思っている言葉が話せなくなったり、聞いた言葉が理解出来なくなったりします。脳卒中の後遺症では言語障害と同時に身体が思い通りに動かなくなる運動障害や嚥下障害(飲み込みが悪くなる)が伴う事があります。以前、普通に出来ていたことが出来なくなり、不安やストレスを感じ、話をする機会の減少も考えられます。こちらから話しかける時には、短い文でゆっくりはっきりと、必要ならジェスチャーや絵なども使用し、視覚や感覚などにも訴えかける方法をとり、聞くときには、急がさず本人がゆっくりと話せる雰囲気を作るなど工夫し、その人に合った方法でのコミュニケーションを取る様にして下さい。
言語聴覚士

口臭について②

誰もが気になる口臭、その原因には生理的口臭と病的口臭があります。生理的口臭とは、食べ物やタバコ、アルコールなどによって生じる臭いです。
なかでもニンニク・ネギ・ニラ・ラッキョウなどは臭いを発しやすい食べ物です。特にニンニクは腸から吸収された成分が血液中に入り、体中を回って肺から息として吐き出されるため、いつまでも臭いが残ります。またアルコールも本人にはわかりにくいのですが、強い臭いが漂います。ニンニクやアルコールの臭い解消には、牛乳が効果的ですので試してみてください。
また小田原名産の梅干しやレモンにも、食べ物の臭いを薄める効果があります。次に病的口臭とは、口の病気(虫歯、歯周病、口内炎)、鼻やのどの病気、胃腸の病気、呼吸器の病気、糖尿病、肝臓病、腎臓病、癌などが原因の口臭です。ですがこうした病気のなかでも最も口臭の原因となりやすいのは、やはり虫歯と歯周病です。口臭が気になったら、まずは歯磨き。1日3回食後の歯磨きをするのが原則ですが、日中磨けない人は朝晩は必ず歯磨きしましょう。とりわけ細菌が繁殖しやすい寝る前の歯磨きはしっかりと。
理学療法士

口臭について①

ヒトの鼻は、「自分の口臭には気づきにくいが、他人の口臭は気づきやすい」構造になっている。さらに、口臭がある人に対して、たとえ家族であってもそれを指摘することには遠慮や心理的抵抗があり、そのまま放置されてしまうことが多い。口臭がひどい場合、むし歯や歯周病、あるいは糖尿病、消化器系のガンなどの病気が原因である場合もあり、放置しないで医療機関を受診することが望ましい。
口臭には、①生理的口臭(健康な人にも)、②外因的口臭(タバコ、酒、ニンニクなど)、③病的口臭(むし歯、歯周病、口腔以外の病変)がある。高齢者で義歯を装着している場合、義歯の管理がうまくできていないと義歯特有の口臭、さらに、舌苔(舌の表面の粘着物)由来の口臭もあるので注意が必要である。
口臭の除去法に特効薬はないとされるが、食後のうがい、歯ブラシによる歯磨き、義歯の清掃、舌苔の除去などの機械的清掃が最も効果的であり、必要に応じて、適時、消臭剤を使って口腔内を清潔に保つことが大事である。
言語聴覚士

嚥下障害について

「誤嚥性肺炎について」
誤嚥性肺炎とは、唾液や食べ物に含まれた細菌が気管に入ったことにより引き起こされる肺炎の事です。①食べ物や水分が飲み込みにくい②口から食物がこぼれる③口の中に食べ物が残っている④よだれが出る⑤口が渇く⑥食事の時間が前より長くかかる⑦食後に声がガラガラになる⑧飲み込んだ際にムセたり咳が出るなどの症状が認められた場合には、嚥下障害(食べること、飲み込むことの障害)が疑われます。これらの症状は食事が上手く食べられない、体重が減っていくなどと合わせて誤嚥性肺炎を起こす前のサインとも考えられるため、注意が必要となります。それと同時に、口腔内を清潔に保つ・逆流を防ぐ(食後はすぐに横に ならず体を起こし、頭を高い位置となるようにする)・嚥下反射を改善する(食事に必要な口・舌・頬の筋力を刺激する)などが予防方法となる為、これらを心がけ、より良い食生活と健康的な生活を送るようにしてください。
言語聴覚士